コーヒー焙煎工場~Vol.2異国を感じる~

神乃珈琲目黒店の内山です。
目黒店の中にある工場で焙煎を担当しています。

 

焙煎士としての経験は既に8年が経ちましたが、季節の変わり目には今でも難儀します。

なぜなら、コーヒー豆の状態は気温や湿度によって日々変わるからです。

 

 

さて、いきなりですが、当工場では実際に何種類のコーヒー豆を取り扱っていると思うでしょうか?

時期によりますが、なんと10か国からの15種類もの豆を常時取り扱っています。

それぞれの豆は特徴的な柄の麻袋に入っていて、生豆を置いているエリアはまさに色とりどりの鮮やかな世界です。

神乃珈琲ではほぼすべてのコーヒー豆を現地から直接買い付けています。

輸入されたコーヒー豆は港の定温倉庫に保管され、数日のうちに焙煎する量の生豆をその都度倉庫から工場へ運び入れます。

なぜなら、高温の焙煎機の近くよりも、温度管理された倉庫の方が保管環境が良いからです。

実際、焙煎機の真横は正直、人間にとっても灼熱の場所です。

 

 

 

 

 

70kgもある1袋のコーヒー豆は、遠く離れた生産国から長い船旅を経て、ここ目黒の工場に辿り着く。
そんな麻袋を見つめながら、異国の情緒に思いを馳せながらコーヒーを飲むことができるのも、

当店ならではの楽しみだと、胸に深く刻みつつ、自分よりも重い麻袋を今日もキレイに整列させる。

これも私、焙煎士の仕事だ。

 

次回も生豆についてです。
よろしければまたお付き合いください。

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