世界のスペシャルティコーヒーをご紹介「エチオピア モカ イルガチェフェG1」

コーヒーの生産は世界60ヵ国で行われています。

その中から2000年代より前には販売されていなかった個性あふれる豆を厳選して紹介していきたいと思います。


最初にご紹介するのは、日本でもどんどん浸透してきている「エチオピア モカ イルガチェフェ」。

なぜ、各チェーンがモカ イルガチェフェを取り扱うようになったのか。

それは、モカ イルガチェフェが風味特性が特に際立ち、違いがはっきり分かるコーヒーだからです。

神乃珈琲はただ世界のコーヒーを紹介するだけではなく、お客さまに新しい味を体験する面白さを感じていただきたいと思っています。

普通のモカとは全く違う、モカ イルガチェフェのフローラルな香りとフルーティーな味わいは、

初めてスペシャルティコーヒーの世界を体験されるお客さまには最適な豆なのです。
では、その味の違いはどこから生まれるのか。

モカの産地であるエチオピアはアラビカコーヒー発祥の地と言われており、コーヒー栽培の歴史が最も古い国の一つです。

イルガチェフェはエチオピア南部のコーヒー産地シダモ地区の中にある地名です。

アラビカコーヒーは通常標高1,000m以上の高地で栽培されますが、イルガチェフェはさらに高く、標高2,000mを越える農園もあります。

これだけの高地になると寒暖の差は激しくなり、土地は痩せています。厳しい環境にあると、植物は自らを守るために糖分を増やそうとします。

そのため、粒は小さいけれども、糖度の高いコーヒーの実ができるのです。

実が甘くなれば、当然その中にある種子・コーヒー豆にも甘味が移ります。

さらに、神乃珈琲のイルガチェフェは、豆を取り出す精選処理にも工夫があります。

国土が広いエチオピアは、天日で実を乾かすナチュラルが一般的です。そこをあえて水洗処理(ウオッシュド)にすることで、
味に違いを生み出しています。そして、高品質な豆を集められるというメリットもあります。

未成熟な豆、虫が食っている豆や割れている豆は水洗処理をすることで除去されます。

これらを取り除くことで、欠点豆が少ないG1(グレードワン)というトップクオリティに仕上げられるのです。
もちろんナチュラル方式のイルガチェフェにも高品質な豆はあります。

味わいを例えるなら、ナチュラルのイルガチェフェは赤ワイン、ウォッシュドのイルガチェフェは白ワインといったように、

風味のことなる味わいを愉しむことができます。

季節限定のブレンドでは、ナチュラルのイルガチェフェも取り扱うことがありますので

ぜひ、ご体感していただきたいと思います。

 

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